2019年3月16日
プラズマローゲンとは、リン脂質の一種で、体内では、抗酸化作用や不飽和脂肪酸(アラキドン酸やDHAなど)の貯蔵庫としての役割を果たしていると考えられています。
心臓や骨格筋など、酸素を大量に消費する部位に多く存在し、特に多いのが、「脳」です。
プラズマローゲンの量は、一般的に、17歳くらいまで増加し、そのあとは、加齢に伴って減っていきます。
また、アルツハイマー病患者ののうでは、プラズマローゲンが減っているのが報告されていまするのだ。
認知症のヒトは、2025年に700万人(65歳以上5人に1人)になるともいわれています。
認知症のヒトは、プラズマローゲンが、不足しているというデータもあり、これは、プラズマローゲンが不足すると脳の酸化が防げなくなり、神経細胞が死滅していくことが原因と考えられています。
そこで、プラズマローゲンを摂取させ、認知症を改善しようとする動きがあります。
実際に、プラズマローゲンの摂取により、認知症が改善したという臨床データもあります。
また、プラズマローゲンの抗酸化作用により、血管などもさび付きにくいという報告もあります。